先進科学プログラム
Frontier Science Program

2019年度春期大学院先進科学プログラム修了式

2019年度春期大学院先進科学プログラム修了式

掲載日:2020/7/20

2019年9月27日、大学院先進科学プログラム修了式が執り行われました。
大学院先進科学プログラム初の修了生となります。
修了生第1号の山中信敬さんからメッセージをいただきましたので掲載します。

修了式写真01
修了式写真02
修了式写真03
修了式写真04
修了式写真05
修了式写真06

修了おめでとうございます。今後益々のご活躍をお祈りしております。

修了生からのメッセージ

大学院先進科学プログラム修了生第1号、現在防衛大学応用化学科助教の山中信敬です。

本プログラムへの参加により、研究者に必要な資質の向上や俯瞰的な視野の獲得に寄与し、就職活動の成功に繋がったため、その強みについて述べます。

本プログラムには3つのカリキュラム、先進科学セミナー(関係知識/論理的思考力の修得)、先進科学特別演習(課題発掘・解決力の深耕)、そして先進科学研究実習(コミュニケーション力の強化)が用意されています。私が特に有意義に感じたのは先進科学セミナーです。セミナーでは、学内外の各領域の専門講師によるオムニバス方式の講義・講演、グループ討議型学習を通して、関係する基本的な知識と専門的な課題を主体的に探究する能力(論理的思考力)を修得でき、研究者としての資質の向上に繋がります。ここで注目すべきなのは、学内のみならず学外、つまりは企業からの招聘です。研究活動を通して高度な専門性や問題解決能力は涵養されますが、それだけでは真の研究者とは言えません(工学系出身なので・・・)。企業のニーズと大学のシーズをマッチングさせる俯瞰的な視野が欠かせません。したがって、企業の研究開発の戦略的考えや取り組みを学ぶことができる先進科学セミナーは、俯瞰的視野の養成に非常に有効です。実際、ここで得られた俯瞰的な視野のお陰で産学官連携を目指した研究テーマを想起でき、防大応化の助教というポストに就けたと思っています。就職活動についてですが、博士号早期取得予定者は、研究に秀でてポテンシャルに満ち溢れた人材と認識されるため、企業においてもアカデミアにおいても採用され易いと感じました。

在籍者へのメッセージを求められたので書きますが、自分の将来に不安を感じたらプログラム担当の先生に相談しましょう。きっと適切なアドバイスを頂けると思います。また、本プログラムは発足してから日が浅いため、改善点も少なからずあるとは思います。そのため、在籍者が主軸となって気付いた点を伝えると、より良い先進科学プログラムになると思います。

最後になりましたが、大学院先進科学プログラム在籍中、自然科学系教育研究機構長の関実先生、学府長の柳澤章先生、副学府長の佐藤之彦先生始め、本プログラムの関係者の皆様には色々とお世話になり、感謝しております。また、先進科学研究実習でお世話になった出光昭和シェルの福永哲也様には、この場をお借りして御礼申し上げます。今後、大学院先進科学プログラムから優秀な学生が修了して活躍することを祈念しております。

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