先進科学プログラム
Frontier Science Program

代表者挨拶

千葉大学では,先導的若手研究人材の輩出を目指して,早期入学や高度な実践的教育環境を提供する先進科学プログラムを学士課程教育において行ってきました。平成29年度の大学院の改組に伴い設置された融合理工学府では,この先進科学プログラムを大学院教育にも発展的に展開し,修士課程と博士課程の一貫性を強化した教育プログラムにより,先導的若手研究人材の輩出と国際的研究拠点形成を加速することとなりました。

この大学院における先進科学プログラムの学生は,融合理工学府の入学者の中から選抜され,博士前期課程入学時から4年間での博士の学位の取得を目指すことができます。この間,入学後1年半の時点で,修士課程修了相当であることを判断するQualifying Examinationに合格することにより,修士の学位を取得できます。

また,先導的・指導的な研究者・高度技術者としての活躍につなげるため,理工横断型の共通科目として開講する「先進科学研究実習I・II」,「先進科学特別演習I・II」,「先進科学セミナーI・II」を必修とし,高度な専門性に加えて俯瞰的な視野や分野横断的問題解決能力を涵養します。さらに,実践的な研究活動を通して研究能力を高めながら経済的な支援が受けられる制度,国際会議での発表や海外研究機関での研究活動のための海外渡航支援制度など,充実したサポート体制を整備しています。

より多くの優秀な学生の皆さんが,この大学院先進科学プログラムを利用して博士の学位を取得し,将来のスケールの大きな活躍につなげることを期待しています。

自然科学系教育研究機構長
佐藤 之彦

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