概要
Outline

学府長挨拶

理学と工学の協奏的教育による高度な理工系人材の育成

大学院融合理工学府は、理学から工学にわたる数学情報科学専攻、地球環境科学専攻、先進理化学専攻、創成工学専攻、基幹工学専攻の5専攻から構成され、これら5専攻の下に17の各専門分野に対応するコースを置いています。

自然科学における真理探究のための理学と、自然科学の知見をもとに人類社会の幸福と社会の持続的な発展を目指す工学は、互いに密接な関係を保って発展してきた歴史があります。したがって、理工系分野の人材育成においても、理学と工学が互いに補完し合い、相互に刺激を与え合う、協奏的な関係が重要と考えます。また、今後の理工系人材が直面する諸課題は、多様化、複雑化、高度化がさらに進むと考えられるため、高い専門性を持つだけでなく、理学と工学を俯瞰的に見渡すことができる視野の広さが求められます。融合理工学府は、各コースにおける専門教育に加え、専攻内の横断的教育や学府全体でのキャリア教育・イノベーション教育などの理工系大学院共通教育の充実を図り、高い専門性と広い視野の涵養が同時にできる内容になっています。

千葉大学では、先導的若手研究人材の輩出を目指して先進科学プログラム(飛び入学)を学士課程教育において行ってきました。融合理工学府ではこれを大学院教育に発展的に展開し、修士課程と博士課程を一貫し、4年間で修了(博士取得)する教育プログラムにより、先導的若手研究人材の輩出と国際的研究拠点形成を目指しています。

融合理工学府では、高度な専門性と幅広い俯瞰的視野の涵養のための多様な教育・研究の機会を用意しています。多くの学生が、これらの機会を主体的に活用し、社会を先導できる高度な理工系人材として活躍することを願い、教員一同全力でサポートします。

大学院融合理工学府 学府長
佐藤 利典

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