教育
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創成工学専攻

専攻の設置に関する背景等

 今日、人々の社会・経済活動において、使用される人工物や種々のメディアによる画像表現、それらを包含する建築物とその空間をシステムとして統合的にデザイン・活用できる人材が求められています。例えば、建築では建設時のみならず供用期間を通じての使用エネルギー最適化を図ることのできる人材が求められ、イメージング科学では、あらゆる分野の様々な目的に応じて、画像を適切に計測・処理・再現・評価できる人材が求められています。プロダクトデザインの分野では障碍を持つ人にも使いやすいものは全ての人に使いやすいというユニバーサルデザインの概念が広く浸透してきています。従って、人間生活環境の健全な発展のためには、これらの分野を俯瞰的に把握し、活用できる人材が必要とされています。

各コースの紹介

 本専攻は、建築に関わる諸分野を専門とする建築学コース、視覚・画像情報に関わる諸分野を専門とするイメージング科学コース及び人工物のデザインを専門分野とするデザインコースの3コースからなり、幅広く俯瞰的な専門教育を行います。これらの3コースが連携することにより、上述の人材を育成することが可能となります。具体的には、建築・都市の歴史・設計・計画・環境・構法・構造・防災に関する研究教育を通して、環境問題・少子高齢社会・伝統文化等に配慮した持続可能な社会を実現するための高度な問題解決能力を養うとともに、イメージング科学に関わる深い理解と工学的な応用展開力、産業創生に資する国際的な競争力、科学技術の発展に寄与する実践的な研究を遂行する高度な問題発見力を養い、さらには生産システム、情報コミュニケーション、環境ヒューマノミクスという面から、幅広いデザイン領域を先導する能力を身につけることをめざしています。

養成する人材像

 博士前期課程では、建築学、イメージング科学、デザインの各分野において、幅広く深い学識と実践的な技術を修得し、日本国内のみならず国際的にも活躍できる高度専門技術者を養成します。

 また、博士後期課程では、上記に加えて、関連する異分野の幅広い知識も併せ持ち、新たな課題を解決するための研究遂行力や計画実践力を有し、研究成果を国際的に発信し、研究者として分野を先導し、日本国内のみならず国際的にも活躍できる人材を養成します。

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